الَّذِي خَلَقَنِي فَهُوَ يَهْدِينِ (78) وَالَّذِي هُوَ يُطْعِمُنِي وَيَسْقِينِ (79) وَإِذَا مَرِضْتُ فَهُوَ يَشْفِينِ (80) وَالَّذِي يُمِيتُنِي ثُمَّ يُحْيِينِ (81) وَالَّذِي أَطْمَعُ أَن يَغْفِرَ لِي خَطِيئَتِي يَوْمَ الدِّينِ (82)

兄弟、姉妹の皆様にとり祝福に満ちた金曜日でありますように。 ある日のことです。メッカの異教徒が、私たちの預言者のもとへやって来て次のように尋ねました。「あなたの主についてお話 しください!」。すると私たちの全能の主は、アル=イフラースを啓示なさいました。それはタウヒードの信仰を簡潔に解き明 かし、また、人類に対する神ご自身についての最も美しい啓示でした。「言え、『かれはアッラー、唯一なる御方であられる。 アッラーは、自存され、御産みなさらないし、御産れになられたのではない、かれに比べ得る、何ものもない。 尊敬すべき信仰者の皆様!
私たちの主は、次のように告げておられます。すなわち、私たちの主は創造者であり導き手であるということです。預言者たちと啓典を通して、主は私たちにスィラート・アル=ムスタキーム(まっすぐな道)を示しておられます。私たちのすべきことと は、この道に従う者となることであります。それは悪を遠ざけ、私たちの力の及ぶ限り、地上に善を広げることであります。
私たちの主は、次のように告げておられます。すなわち、私たちが飲む水のひとしずく、私たちが食べるものの一口(ひとくち)づつ、すべて神おひとりによって授けられているおんちょうであるということです。私たちのすべきこととは、ハラールの糧を求 めることであります。祝福のひとつひとつ、機会のひとつひとつが私たちの主によって私たちに委ねられた信託であると知るこ とであります。富も貧困も、ひとしく試み(こころみ)として見られるようになるということであります。私たちの預言者(彼の上に祝福と平安あれ)も仰った通り、「たとえどのような時であっても、あらゆる賞賛と感謝は神にこそあれ」と、常に感謝 する者になるということであります。

金曜日のお祈りのホトバ 「神は創造し、生命と導きを与える」
金曜日のお祈りのホトバ 「神は創造し、生命と導きを与える」

私たちの全能の主は、次のように告げておられます。すなわち、神は病(やまい)の治癒者であるということです。主は、救済 をもって苦しみに祝福を授けます。主は無力な者の助け手であり、絶望した者の希望であります。私たちのすべきこととは、苦 しみや絶望を通して、私たちの信仰、誠実さ、感情を、決して誰かに悪用されないようにすることであります。主の慈悲にのみ 避難の場所を求めることであります。主のみに信頼を預けることであります。我慢づよさと不屈の精神、主への服従によって病 苦や災難を耐えることでありそれらすべてが試み(こころみ)であるということを知ることであります。尊敬すべき兄弟、姉妹の皆様!
私たちの主は、次のように告げておられます。すなわち、神は生と死を司る(つかさどる)唯一の所有者であります。生命を与え、時が来ればそれを召し上げたまいます。主は、私たちの死後に私たちを復活させたまいます。主は私たちの行い(おこな い)について、問いただしたもうでしょう。主は私たち全員に、それぞれにふさわしいものを授けたもうでしょう。私たちのす べきこととは、最後の息をするときまで、自らの信仰に忠実であり続けることであります。正しい行いによって、自らの人生を 祝福することであります。常に死と、最後の審判の日のための備えを怠らない(おこたらない)ことであります。
神は私たちが、神の慈悲をこいねがうことを望んでおられます。なぜなら主は、自らの信仰に忠実であり続ける者、心の底から主に服従する者を失望させることはないからです。私たちのすべきこととは、罪や過ちに固執しないことであります。 悔悟とともに、主のお名前のひとつであるアッ=タッワーブに避難を求め、自らの無力を認め、悔い改めを表すことでありま す。永遠の救済を約束する、と語る人々には一切(いっさい)、注意を払わないことです。私たちの救済はクルアーンの導き と、私たちの預言者(彼の上に祝福と平安あれ)の教えのした(もと)に生きることの結果として、ただ主の御心(みこころ) ひとつに委ねられているということを、忘れずにいることであります。
兄弟、姉妹の皆様!
本日のホトバを、預言者イブラーヒームの言葉を通して伝えられているアッ=シュアラーゥの教えをもって締めくくります。 「主よ、英知をわたしに授け、正しい者たちの仲間に入れて下さい。わたしを後々の世まで真実を伝えた者として下さい。わた しを至福の園を継ぐ者になされ、また(人びとが)復活させられる日に、わたしの面目を失わせないで下さい。」