② 清潔さについて

清潔さはイスラームの教えの最も基本的で、かつ最も重要な条件の一 つです。イスラームが清潔さに置いている重要性を最も端的に示すもの のが、崇拝行為が清潔さを条件としていることです。イスラームでは清 潔さは一つの崇拝行為としてなされるものです。なぜなら、ウドゥー(小浄)であれ グスル(大浄)であれ、それらは宗教上の命令だからです。クルアーンには、「誠に アッラーは、悔悟して不断に(彼に)帰る者を愛でられ、また純潔の者を愛される」(雌 牛章第222節)と述べられています。例えば、歯を清潔に保つことを指摘するハディー ス(言行録)には、「ウンマ(イスラーム共同体)にとって困難でなければ、彼らに 礼拝に立つ前にミスワーク(歯の洗浄のための木の枝)を命じていたことだろう」(ム スリム、タハーラート252)と述べられています。また別のハディースでは次のよう に述べられています。「次の五つのことは、人間の本質が求めているものである。割 礼を受けること、鼠蹊部の毛をそること、爪を切ること、脇の下の毛を剃ること、髭 を短く整えること」(ブハーリー、リバース63)。
この機会に、イスラーム教徒の入浴に関しての注意すべき作法についても触れて おきます。性的交渉の後にグスルを行うことは義務です。入浴の際にもグスルを行う ことが奨励されています。そのときには排泄器官やへそなどを洗った後でウドゥーを 行い、それからグスルを行わなければなりません。