إِنَّ هَٰذِهِ أُمَّتُكُمْ أُمَّةً وَاحِدَةً وَأَنَا رَبُّكُمْ فَاعْبُدُونِصدق الله العظيم

يقول النبي – صلى الله عليه وسلم -: (المؤمن للمؤمن كالبنيان يشد بعضه بعضا وشبك بين أصابعه) ويقول – صلى الله عليه وسلم -: (من كان في حاجة أخيه كان الله في حاجته) ويقول – صلى الله عليه وسلم -: (والله في عون العبد ما كان العبد في عون أخيه).

信仰者の皆様!祝福に満ちた金曜日でありますように。以下の章句において、全能の主はこのように命じておられます。「本当に、あなたがたのこのウンマこそは、唯一の共同体である。そしてわれはあなたがたの主である。だからわれに仕えなさい。」(21章92節) また、以下のハディースにおいて、私たちの預言者(彼の上に平安あれ)はこのように仰っています。「信 仰者とは、お互いに異なる部分を補い合う、ひとつの建物のようである。」

兄弟、姉妹の皆様! ある日のことです。サハーバ(教友)たちが数人、「預言者のモスク」で談笑していました。するとそこへ、 サルマーンがやって来てモスクに入りました。教友たちの一人が、それぞれの家族や祖先について尋ねまし た。皆それぞれに自分の家系について語り、自慢しました。最後に彼はサルマーンの方を向いて、こう尋ねま した。「サルマーンよ、おまえの血筋は何だ」。彼がそのような質問を発したのは、サルマーンをつらい立場 に追い込もうとしてのことでした。彼はサルマーンに対し、個人的なわだかまりの感情を抱えていたのです。 サルマーンが何と答えるのか、その場の誰もが興味深げに見守る中で、彼が口にしたのは、模範とするべき以 下の言葉でありました。

私はサルマーン、イスラームの子。 道に迷っていた私を、神はムハンマドを通じて導きたまいました。 貧しかった私を、神はムハンマドを通じて豊かにして下さいました。 私は奴隷の身分でした。神はムハンマド=ムスタファを通じて、私を解放して下さいました。 するとこのやり取りを聞いたウマルが、さっと近づいてきて、皆にこう言いました。「ついでに、この私が誰 であるか、どこの出自なのかも尋ねてみてはどうか?」。そして彼は、こう言ったのです。

Friday Prayer - Jumuah Khutba 「模範的なウンマ(共同体)」
Friday Prayer – Jumuah Khutba 「模範的なウンマ(共同体)」

私はウマル、私もまたイスラームの子。私の兄弟はサルマーン彼もまたイスラームの子。

兄弟、姉妹の皆様! 確たる宗教としてのイスラームは、その根幹となる〈タウヒード〉と〈ワフダ〉という二つの柱をもって打ち 立てられています。〈タウヒード〉とは、神の〈ひとつ〉たることを信じ、また神の〈唯一〉たることを知る ことであります。聖クルアーンとは唯一性の書であります。すべての預言者たち、また預言者の封印であるム ハンマド=ムスタファ(彼の上に平安あれ)は、唯一性の預言者であります。礼拝、断食、巡礼、家畜を犠牲 に捧げることや喜捨といった、神によって私たちに課されている宗教上の義務は、すべて唯一性 の実践であります。

親愛なる兄弟、姉妹の皆様! タウヒードの次に、最も重要とされる原則が〈ワフダ〉であります。これは信仰者の間の結束を指します。結 束なきウンマはあり得ず、またウンマなくして統一はあり得ません。そして〈タウヒード〉あるいは〈ワフ ダ〉なくして、全能の主が下された以下の章句を実現することはできないのです。「あなたがたは、人類に遺 された最良の共同体である。あなたがたは正しいことを命じ、邪悪なことを禁じ、神を信奉する。」(3章 110節)

兄弟、姉妹の皆様! 信仰者の共同体として、今日(こんにち)の私たちは、ウンマについての認識を改めて建て直す必要がありま す。私たちは、お互いに和解しなくてはなりません。そして幸福と愛情、慈しみ、真実と正義を、イスラーム 世界に再び広めなくてはなりません。模範的なウンマであれという(神の)ご命令を忘れることのないように しましょう。私たちは誠心誠意を込めて、魂と目的をひとつとする兄弟、姉妹にならなくてはなりません。

尊敬すべき兄弟、姉妹の皆様! 本日のホトバを、以下の祈りをもって終わります。 「おお、神よ!不和と敵意、偽善と裏切り、悪しき性質から、あなたにご加護を求めます。これらの悪しきふ るまいから、私たちをお守りください。今一度(いまいちど)、ムハンマドのウンマを授けて下さい。そして 神よ、素晴らしいウンマを永遠のものと為さしめて下さい!」