ムスリムの皆様!
私たちの宗教で、最も重要な位置を占める慈悲ぶかきラマダーン月が明日終わります。
この聖なる月に、私たちはできる限り断食を守り、宗教上の義務を果たし、礼拝を行なうよう努めてきました。貧しい人々や困難な状況にある人々に援助の手を差し伸べてきました。たくさんクルアーンを読み、また聞きました。イスラームの教えにふさわしい暮らし方をしようと努めてきました。
親愛なるムスリムの皆様!
信者は、イバーダ、すなわち、アッラーへの完全な服従によって、アッラーの良きしもべ、模範的な人間となることができます。ラマダーン月はその豊かなイバーダによって、ムスリムは悪事から遠ざかり、誤った振る舞いを正し、よい行いをするよう省みる可能性を秘めた聖なる時なのです。ラマダーン月に身につけた素晴らしい習慣や、成し遂げたイバーダを、ラマダーンのあとも続ける必要があります。イバーダの基本は継続性です。預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)は「アッラーが最も好まれるイバーダは、例えわずかではあっても、継続できるものです。」とおっしゃられました。この観点から、この月に達成しようと私たちが努めてきたイバーダや、獲得したよい習慣を、ラマダーンのあとにも継続させるよう、努めなければならないのです。

Friday prayer khutba jumua (Ramadan Month of Quran)
Friday prayer khutba jumua 「Ramadan Month of Quran」

ラマダーン月に積んだ善行を失わないように

ムスリムの皆様!
ラマダーン月で私たちは、忍耐、わかちあい、他の人を思いやることを学びました。
配偶者や友人たち、親戚たちとイフタールの食卓を囲み、一つとなる喜びを共有してきました。貧しい人、援助を必要としている人に、可能な限り手を差し伸べてきました。私たちのモスクは、多くの人々が集う礼拝によって、また新たな活力を得ました。モスクのドームにも、タクビールやドゥアー、クルアーンの読誦が響きました。個人や集団で獲得したこの素晴らしい習慣が、私たちの暮らしのあらゆる場面をも包み込むよう、継続させていきましょう。このようにして、私たちの社会はやすらぎを形成していくのだということを忘れないようにしましょう。
アル・ヒジュル章第99節では、「定めの時が訪れるまで、あなたの主に仕えなさい。」とあります。この命令に従うべく、私たちの生涯を通して無数の恵みを与えてくださるアッラーに対し、しもべとしての務めを果たしましょう。ラマダーン終わってからも、クルアーンを読む習慣を、その意味や解釈を学ぶことへと続けるべく努力ましましょう。私たちが得た素晴らしい習慣から遠ざかってしまわないようにしましょう。イバーダ、サダカ、善行、悔悟によって清めた私たちの心を、罪によって再び穢してしまわないようにしましょう。
アッラーがこの努力において私たちを助けてくださいますように。