﴿ يَا أَيُّهَا الَّذِينَ آَمَنُوا اجْتَنِبُوا كَثِيراً مِنَ الظَّنِّ إِنَّ بَعْضَ الظَّنِّ إِثْمٌ وَلَا تَجَسَّسُوا وَلَا يَغْتَبْ بَعْضُكُمْ بَعْضاً أَيُحِبُّ أَحَدُكُمْ أَنْ يَأْكُلَ لَحْمَ أَخِيهِ مَيْتاً فَكَرِهْتُمُوهُ وَاتَّقُوا اللَّهَ إِنَّ اللَّهَ تَوَّابٌ رَحِيمٌ صدق الله العظيم

عن أبي هريرة رضي الله عنه، عن رسول الله صلى الله عليه وسلم قال: «من كان يؤمن بالله واليوم الآخر، فليقل خيرًا أو ليصمت، ومن كان يؤمن بالله واليوم الآخر، فليكرم جاره، ومن كان يؤمن بالله واليوم الآخر، فليكرم ضيفه» (رواه البخاري، ومسلم).

尊敬すべき信仰者の皆様にとり、祝福された金曜日 でありますように!

ある日のことです。預言者(彼の上に祝福と平安あ れ)の妻アーイシャが、サフィーヤの背丈(せたけ )が低いことをそれとなくほのめかしました。これ を聞いて、アッラーのみ使いは、陰口(かげぐち) がどれほど悪いことであるかを指摘し、次のように 警告しました。「おお、アーイシャよ!あなたが口 にしたことは、例えるならば海の水のようなもので 、それが混ざれば真水(まみず)は汚れてしまうだ ろう。」

尊敬すべき信仰者の皆様!

陰口とは、好ましくない言葉を用(もち)いて兄弟 や姉妹について語ることを指します。それは、誰か の名誉や尊厳を、本人のいないところで傷つける行 為であります。陰口とは、信頼と誠実さ、平安と愛 情、団結と連帯、すなわち同胞愛を、背後から刺す 短剣であります。それは人間性にそぐわず、また信 仰者にもふさわしくない、個人と社会に害を及ぼす 醜(みにく)い態度であり、ふるまいであります。 そのため全能の主は、以下のクルアーンの章句をも って陰口を禁じておられます。「信仰する者よ、邪 推(じゃすい)の多くをはらえ。本当に邪推は、時 には罪である。無用の詮索(せんさく)をしたり、 また互いに陰口してはならない。死んだ兄弟の肉を 、食べるのを誰が好もうか。あなたがたはそれを忌 み嫌う(いみきらう)ではないか。アッラーを畏れ なさい。本当にアッラーは度々(たびたび)赦され る方、慈悲深い方であられる。」

Friday Prayer - Jumuah Khutba 「A DAGGER IN THE BACK OF BROTHERHOOD - BACKBITING」
Friday Prayer – Jumuah Khutba 「A DAGGER IN THE BACK OF BROTHERHOOD – BACKBITING」

尊敬すべき兄弟、姉妹の皆様!

日常生活を通じて、私たちの心は、あらゆる種類の 情報に疲労困憊(ひろうこんぱい)しています。好 むと好まざるとに関わらず、多くの言葉が耳に入っ てきます。とりわけマスメディアやソーシャルメデ ィアは、ほとんどいつでもゴシップや嘘、中傷とい った醜い言葉を、興味をそそるようなやり方で差し 出してきます。時には人々の名誉や尊厳が、愚かし く無責任な偽(にせ)のニュースやコメントの標的 にされることもあります。しかしながら、私たちの 預言者(彼の上に祝福と平安あれ)は、ムスリムと は「その舌(言葉)や手(行為)によって、他者に 害を及ぼすことを避ける者」である、と定義してい ます。

兄弟、姉妹の皆様!

アッラーのみ使い(彼の上に祝福と平安あれ)は、 陰口や猜疑心(さいぎしん)、また他人の粗探(あ らさが)しをするといった、信仰者にふさわしくな いふるまいからは遠ざかるよう、私たちにお命じに なりました。「ムスリムの陰口を言ってはならない 。他人の過ちを詮索(せんさく)してはならない 。なぜなら他人の過ちを詮索(せんさく)する者 に対しては、アッラーがその者の過ちを詮索(せ んさく)することだろう。そうなればたとえ自分 の家の中にいてさえも、恥辱をこうむることにな るだろう。」 私たちの師、偉大なる預言者は次のように語って います。「誰であれ、アッラーと終末の日を信じ る者は、良いことを語るか、あるいは沈黙を守る べきである。」彼はまた、耳にしたことすべてを (別のところで)口にするなら、それだけで十分 に嘘をついたことになる、とも教えています。 しかし、なんということでしょうか!今日(こん にち)においては、嘘や中傷、陰口、うわさ話を 産業に変えてしまった人々により、それらに感覚 を働かせることが当然であるかのようになってし まっています。このようなネガティブな行為によ り、個人と社会の平安と静寂(せいじゃく)が、 大いに損(そこ)ねられているのであります。

親愛なる兄弟、姉妹の皆様!

私たちは自らの舌を、扇動(せんどう)や悪意の ためにではなく、常に信頼と信用、平安と静寂( せいじゃく)のために用いるようにしましょう。 うわさ話や陰口、中傷や嘘ではなく、誠実さと公 正さのための言葉を語るようにしましょう。憎し みや恨み、悪意ではなく、好意と同胞愛をもたら す言葉を語るようにしましょう。自らの意識、心 、舌、手を守り、全身全霊で信仰者らしい態度を もって人生を過ごした人こそが、大いなる終末の 日、永遠の祝福を成就するということを忘れずに いましょう。 私たちの預言者(彼の上に祝福と平安あれ)によ る次の祈りをもって、本日のホトバを終わりたい と思います。「おお、アッラーよ!私が耳にし、 私が目にした悪から、また私の舌、私の心にひそ む悪から、私をお守りください。」

[1] Tirmizî, Sıfatü’l-kıyâme, 51; Ebû Dâvûd, Edeb, 35.

[1] Hucurât, 49/12.

[1] Buhârî, Îmân, 4.

[1] Ebû Dâvûd, Edeb, 35.

[1] Buhârî, Rikâk, 23.

[1] Ebû Dâvûd, Edeb, 80.

[1] Tirmizî, Daavât, 74; Ebû Dâvûd, Vitir, 32.