يَا أَيُّهَا النَّاسُ اتَّقُوا رَبَّكُمُ الَّذِي خَلَقَكُم مِّن نَّفْسٍ وَاحِدَةٍ وَخَلَقَ مِنْهَا زَوْجَهَا وَبَثَّ مِنْهُمَا رِجَالًا كَثِيرًا وَنِسَاءً ۚ وَاتَّقُوا اللَّهَ الَّذِي تَسَاءَلُونَ بِهِ وَالْأَرْحَامَ ۚ إِنَّ اللَّهَ كَانَ عَلَيْكُمْ رَقِيبًا

قال رسول الله -صلى الله عليه وسلم-: “وَمَنْ كانَ يُؤْمِنُ بِاللَّهِ والْيوم الآخِر، فَلْيصلْ رَحِمَهُ”

兄弟、姉妹の皆様にとり、祝福された金曜日でありますように。
以下の章句において、神はこう述べておられます。「……あなたがたは神を畏れなさい。かれの御名において お互いに頼みごとをする御方であられる。また近親の絆を尊重しなさい。本当に、神はあなたがたを絶えず見 守られる。」 また、次のハディースにおいては、私たちの預言者(彼の上に祝福と平安あれ)は、こう語っています。 「……誰であれ、神と審判の日を信じる者は、近親と良い関係を保たねばならない。……」 尊敬すべきムスリムの皆様! サハーバ(教友)のおひとりが、ある日、預言者に次のように申し述べました。「 おお、神のみ使いよ!私 は自分の親類たちとの絆を保とうとしていますが、彼らはそうはしてくれません。私は彼らに良くしても、彼 らは私に良くはしてくれません。私が親切にしても、彼らは私を祖末に扱うのです。」すると、神のみ使い (彼の上に祝福と平安あれ)はサハーバに、たとえ何があろうとも、自分の親類縁者に対して善をもって尽く す限り、神は必ずやその人を助けたもうだろう、と答えたのでした。

金曜日のお祈りのホトバ 「家族の絆:神が私たちに求めるもの」
金曜日のお祈りのホトバ 「家族の絆:神が私たちに求めるもの」

尊敬すべき信仰者の皆様! 親族の絆を保つことは、家族や友人・知人、隣人たちとの絆を深めるための大切な機会であります。それは、お互いを大切にしあうということです。喜びと悲しみを分かちあうことであり、お互いに相手のやすらぎの港となることであります。近しい人が困難にあるとき、助けに向かうことであります。転んでいたなら、手を差し伸べて立ち上がらせるということであります。そして様々な喧噪や騒動での現世に疲れたときには、愛情や慈悲、お互いに対する思いやりをもって、自らの心と精神に再び活力を取り戻すことであります。
兄弟、姉妹の皆様!
自らのすべての親族、とりわけ両親を大切にすることは、神の恩寵を得るための道であります。ハディースにおいて、神はご自分の使徒を通して次のように述べておられます。「われは慈悲深い。われは近親の絆を創り、わが名をもってそれに名をつけた。誰であれ近親の絆を保つ者があれば、その者とわれの間の絆は保たれよう。だが絆を断つ者があれば、その者とわれの間の絆は断ち切られよう。」
尊敬すべき兄弟、姉妹の皆様!
現世においては、私たちは皆ひとしく故郷を遠く離れた者であります。そして故郷を離れた寂しさは、お互いに手を差し伸べ、助け合うことで慰められる(なぐさめられる)ものです。故郷を離れ、寂しさを抱えた者として、私たちが優しさと思いやりをもってお互いを大切にすれば、最後の審判の日、神は慈悲をもって私たちを遇してくださることでしょう。現世において私たちが、人に対して優しさ、思いやり、誠実さをもってふるまえば、神は私たちに終わりなき楽園の祝福を授けてくださることでしょう。そしてその来世こそが、私たちの帰るべき永遠の故郷なのであります。
兄弟、姉妹の皆様!
親族との絆を大切に保ちましょう。これは神のご好意を得るための、条件のひとつでもあるのです。私たちの両親が、配偶者が、子どもたちが、いつでも喜んでくれているようつとめましょう。近くの隣人とも、遠くの親類縁者たちとも縁を絶やさずにいましょう。生活の忙しさにかまけている間に、知らずしらず、私たちの心と心の間に壁ができてしまわないようにしましょう。本当の意味での「親族との絆を保つ」とは、連絡のない人に、自分の方から連絡をすることであるということを忘れないようにしましょう。電話をかけてこない誰かに、あなたの方から電話をかけるようにしましょう。会いには来ない誰かを、あなたの方から訪れましょう。本当の意味での品格とは、良くしてくれる人に良くする、ではなく、良くしてくれない人に対して良くするということなのです。
尊敬すべき兄弟、姉妹の皆様!
全能の神が私たちを、親族との絆を保つことの大切さを知り、家族の絆を守る者のひとりとしてお認めくださいますよう、お祈りいたします。