وَعِبَادُ الرَّحْمَٰنِ الَّذِينَ يَمْشُونَ عَلَى الْأَرْضِ هَوْنًا وَإِذَا خَاطَبَهُمُ الْجَاهِلُونَ قَالُوا سَلَامًا (63)

– عن عبد الله بن مسعود رضي الله عنه قال: قال رسول الله صلى الله عليه وسلم: ((ليس المؤمن بالطعان، ولا اللعان، ولا الفاحش، ولا البذيء))

親愛なる同胞の皆様!
ある時、預言者(彼の上に祝福と平安あれ)がサハーバとの語らいの中で、ムスリムが身につけるべき善良な性質について、次
のように簡潔に説き明かしました。「信仰者とは、ミツバチのようだ。純粋で健全なものを食べ、純粋で健全なものを作り出
す。何かの上に止まっても、止まったところを壊したり、荒らしたりしない。」
親愛なる信仰者の皆様!
本日のホトバでは、最も慈悲深いお方の祝福に恵まれるしもべの特徴について、共に学びたいと思います。
同胞の皆様!
最も慈悲深いお方の敬なしもべとは、この地上を謙虚に歩く者であります。傲慢(ごうまん)な行動をしたり、自分のことだ
けで頭をいっぱいにして、他の人よりも自分の方が優れているなどと考えたりはしません。神に課された義務を果たし、責任を
持つことこそ、物事を良くする道であるということを知っているからです。自惚れ(うぬぼれ)と傲慢さ、他の人々に対して威
張り散らす(いばりちらす)ことは、人を慈悲と神の喜びから遠ざけるだけなのであります。
最も慈悲深いお方の敬なしもべは、ワ イザー ハータ バフムル ジャーヒルーナ カールー サラームナー、すなわち現世におい
ても来世においても、何の利益ももたらさない無駄な話と行動を控える者であり、無知の人々からあざけられようとも、耳を傾
けたりすることはしません。ただ、「平安あれ」とだけ述べて、立ち去るのみであります。一線を越えて傍若無人(ぼうじゃく
ぶじん)に振る舞ったり、粗野な態度をとることは、信仰者にふさわしい行動ではないということを知っているからです。信仰
者に似つかわしいのは、敬意を表すこと、広い視野を持つこと、そして中庸(ちゅうよう)から逸れないようにすることであり
ます。その手本は、私たちの預言者(彼の上に祝福と平安あれ)による警告の中にあります。「ムスリムは、中傷したり、罵倒
したり、悪口を言ったりするような、無礼で恥知らずな人間であってはならない。」

8月11日のホトバ 「最も慈悲深いお方の、敬なしもべであるということ」
8月11日のホトバ 「最も慈悲深いお方の、敬なしもべであるということ」

親愛なる同胞の皆様!
最も慈悲深いお方の敬なしもべとは、心の底から神に自らを捧げた者のことであります。罪を犯してしまった時には、悔い改
め、ラッバナー スリフ アンナー アザーバ ジャハンナマー、すなわち、「主よ、地獄の懲罰を私たちから遠ざけてください」
と、嘆き訴える者のことであります。
最も慈悲深いお方の敬なしもべとは、ワッラズィーナ イザー アンファルー ラム ユスリフー ワ ラム ヤクトゥルー ワ カーナ
バイナー ザーリカ カワーマー、すなわち、吝嗇(りんしょく)でもなく、また浪費もしません。彼らは、偉大な主から恩恵と
して授けられた富と時間、健康を浪費することを嫌います。いつの日か、授けられたすべての恩恵が数えられるだろうことを信
じています。そして必要とされる時があれば、神のためにいかなる犠牲をも惜しむことはしません。
親愛なる同胞の皆様!
最も慈悲深いお方の敬なしもべとは、ワッラズィーナ ラー ヤシュハドゥーナズ ズーラ ワ イザー マ(ッ)ルー キラーマー、
すなわち、虚偽の証人になるという最大の罪を避ける者のことであります。悪しき思考を巡らせて、自らの心を汚すようなこと
はしません。嘘や中傷によって、自らの舌を毒矢に変えてしまうようなことはしません。根拠のない言葉を信じたり、悪しき状
態に陥って(おちいって)悩むようなことはしません。これら全てが悪の根源であり、フィトナと腐敗、あらゆる動乱と退廃の
原因であるということを知っているからであります。信仰者の義務とは、常に真実を守ることであり、真実の解説者であること
であります。
最も慈悲深いお方の敬なしもべとは、ワッラズィーナ イザー ズッキルー ビ アーヤーティ ラッビヒム ラム ヤヒルー アライ
ナー ス(ッ)マンゥ ワウムヤーナー、すなわち、主のアーヤ(章句)が示されたなら、耳を澄ませ、目を開く者のことであり
ます。私たちの生命の書であるクルアーンの理解に努め、可能な限り最善の方法でこれに従って生きる者のことであります。
親愛なる同胞の皆様!
最も慈悲深いお方の敬なしもべは、「主よ、妻と子孫を通して私たちに心のやすらぎを授けてください。そして私たちを、主
を畏れる者の模範となれるようにしてください」と祈ります。「ワッラズィーナ ヤクールーナ ラッバナー ハブラナー ミン ア
ズワージナー ワ ズッリヤーティナー アイウンニゥ ワジュアルナー リルムッタキーナ イマーマー」。
彼らこそは、その忍耐によって楽園における最も高い所を授かる人々であります。彼らは歓待(かんたい)と平安と共に迎え入
れられ、そこに永遠の住まいを得ることでしょう。何と素晴らしい結末であり、住まいでありましょうか。
最も慈悲深いお方の敬なしもべであれるということは、どれほど幸福なことでありましょうか。主の創造の目的と叡智に従っ
て生き、神の喜びを勝ち取るということは、どれほど幸福なことでありましょうか。平安の道を歩む者の、なんと幸福なことで
ありましょうか。移ろい変わるこの現世から、永遠不変の報奨を得る者の、なんと幸福なことでありましょうか。