金曜日のホトバ 家族であるということ、家族であり続けること

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尊敬すべきムスリムの皆様!

全能のアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)は、次のように告げておられます。また、かれの御しるしのひとつは、かれがあなたがたのために、憩いを得るようにと、あなたがた自身の中からその配偶を創造したことである。また、かれはあなたがたの間に親愛と慈悲をあらしめた。本当にその中には、深く考える民への御しるしがある」。[i]

預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安あれ)は、ハディースを通して次のように語っています。「あなたがたのうち最善の者とは、その家族に対して最善の者である。そして私は、あなたがたのうち家族に対して最善の者である」。[ii]

尊敬すべきムスリムの皆様!

結婚して家庭を築くということは、まず第一に、創造により人間の自然として本来的に備わっているものです。至高のアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)は「あなたがたのうち未婚の者を結婚させなさい」[i]とお命じになることにより、男女の結婚を奨励していますが、かれはまた社会全体に対して、とりわけ適齢期にあたる人々に近しい身内の者たちにも助言をしておられます。家族を持つということは、私たちの預言者(彼の上に祝福と平安あれ)のスンナでもあります。アッラー(スブハーナ ワ タアーラー)の使徒は、ハディースを通して次のように語っています。「結婚は私のスンナの一部である。私のスンナに従わない人は、私とは関わりがない」。[ii]ある人が、人間としての性質にふさわしい正しい方法をもってきちんとした結婚生活を送ることは、その他すべての人々にとっても名誉なことであり、また感謝の源ともなるものです。私たちの預言者(彼の上に祝福と平安あれ)が「若者たちよ。あなたがたのうち、誰であれそれがかなうものなら結婚しなさい」[iii]と語り

「結婚とは、ハラームなものごとから目を逸らさせ、名誉を守るのに最もすぐれた方法である」[i]と言い表した通りであります。

尊敬すべきムスリムの皆様!

家族であり続けるということは、家族を作ることと同じくらい重要なことです。家族を大切にし、これを守っていくことは、男女を問わずすべてのムスリムの義務であります。家族であり続けるということは、配偶者どうしが衣類のように互いを覆い合い、あらゆる種類の悪から互いを守り合い、愛と思いやりをもって互いに相手とひとつにまとまるということです。これについて全能のアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)は、次のように告げておられます。「彼女たちはあなたがたの衣であり、またあなたがたも彼女たちの衣である」。[ii]

家族であり続けるためには、家庭を脅かす過ちや欠点をただす必要があります。信仰者は、寛大かつ寛容であるように努め、家族に対して我慢強く、また根気よくふるまいます。この点について、私たちの最愛の預言者(彼の上に祝福と平安あれ)は次のように勧めています。「ムスリムである男性は、ムスリムである自分の妻を、たとえ好ましくない点があろうと嫌ってはならない。なぜなら彼女には、それ以外に愛すべき点が多くあるはずだからだ」。[iii]

親愛なる信仰者の皆様!

愛と喜びがバラカとなり、寂しさや悲しさを消してくれる家族が持てるように努力しましょう。若い世代の人々に、家族というものが持つ強く誠実な精神を知らせられるようになりましょう。子どもたち、配偶者たちにやすらぎを与えることができるような家庭の雰囲気を心がけましょう。家族とはアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)からの信託であり、来世においては、人間は何よりもまずその両親、配偶者、そして子どもたちに対するふるまいについて問いただされるということを忘れずにいましょう。