Sohbet – 「イスラームにおける忍耐」

Sohbet - 「イスラームにおける忍耐」

Sohbet – 「イスラームにおける忍耐」

数世紀にわたりイスラーム諸学を発展させてきた古都の伝統的なメドレセで学んだムスリムが、毎月ひとつのテーマについて日本語でやさしく解説します。どうぞお立ち寄りください。今月は「イスラームにおける忍耐」です。

Sohbet – 「イスラームにおける忍耐」
1月7日(土) 16:00 ~ 16:30
予約不要


Sohbet – ソフベットとは

トルコ語で「語らい」、「会話」、「議論」などを意味します。

もっとも一般的で長い歴史を持つSohbetとして、成人したとみなされる男性が、民族や宗教、社会的な地位に関係なくローカルなコミュニティを構成し、集会を開いて意見を交わすという社会的な慣習があります。本人はもちろん、その家族も誠実であること、信頼できること、年長者をうやまうこと、賭け事や、公共の場で泥酔するなどしないといった条件を満たす者がSohbetの一員としてふさわしいと考えられていました。

Sohbetには様々な形式や参加の仕方があり、会食や輪読、朗誦、演劇などをともなうこともあります。こうした伝統的なSohbetは、コミュニティにおける公正さや寛容、やさしさやお互いに対する尊重といった倫理的な価値観を世代から世代へ伝えるのに重要な役割を果たしており、現代ではユネスコの無形文化財に指定されています。