東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「5つの基本的な権利を守ること」
親愛なる信仰者の皆様!
私たちの崇高な宗教が下された背景にある知恵のひとつが、真実、平和と平穏、公平さと優しさ、思いやりと愛情が行き渡った高潔で信頼できる社会を築くことにあります。イスラームは、そのような社会を築く方法を私たちに教えてくれています。この道には、すべての被造物の中でもっとも重要な人間の生命、宗教、財産、理性、子孫の保護が求められます。アル=ダルラト・アル=ハムサとして知られるこれら5つの基本的な権利を守ることはファルドであり、いかなる理由であろうとこれらを侵害することはハラームにあたります。
親愛なるムスリムの皆様!
全能のアッラーによって遣わされたすべての預言者の共通の目的は、生命、宗教、財産、理性、子孫の安全を確保することです。慈悲の使徒たちは、心が信仰を受け入れ、理性が知識によって豊かになり、誰の生命も害されず、財産も損なわれず、世代が堕落することのない文明を築くために生涯をかけてはたらきました。世界への慈悲として遣わされた預言者、ムハンマド・ムスタファ(saw)の生涯は、そのような文明を作り出すことに費やされました。アッラーの使徒(saw)は、私たちに信頼できる人になる方法と、他の人びととも良い付き合いをしていく方法を示しました。彼(saw)は常に、愛情と尊敬、正義と慈悲、親切と思いやり、寛容さと礼儀正しさなどの価値観を、私たちに思い出させてくれています。私たちの周囲に平和と安全を広め、社会を堕落させるあらゆる種類の言葉や行動から距離を置くように助言しています。愛すべき預言者(saw)は、この点について次のように警告しています。「信仰者は、純粋で健全なものを食べ、純粋で健全なものを産む蜂のようなものである。どこかに留まろうと、それを壊したり台無しにしたりすることはない。」1
今週の金曜礼拝のホトバを、次の章句をもって締めくくります。「信じる者たちよ。あなたがたは一途に平安に入りなさい。悪魔の足取りをたどってはならない。本当に彼は、あなたがたにとり公然の敵。」2
[1] İbn Hanbel, II, 199.
[2] Bakara, 2/208.
Prayer | Time |
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Fajr | 04:23 |
Sunrise | 05:47 |
Dhuhr | 11:27 |
Asr | 14:39 |
Maghrib | 17:05 |
Isha | 18:25 |