東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「善をもって悪を防ぐ」
親愛なるムスリムの皆様!
朗読した章句の中で、全能の主(swt)は次のように告げておられます。 「… 高潔と篤信をもって助け合いなさい。罪と違法において助け合ってはならない。…」1
また、私たちの愛する預言者(saw)は、ハディースの中で「あなたがたのうちもっとも善い人とは、その善良さが期待され、その悪から人びとが安全である人のことである。あなたがたのうちもっとも悪い人とは、その善良さが期待されず、その悪から人びとが安全ではない人のことである」2 と語っています。
親愛なるムスリムの皆様!
私たちの人生の指針である聖クルアーンでは、善とみなされるものの中心に信仰、崇拝、そしてすぐれた道徳が置かれています。あらゆる種類の悪を避け、善良と篤信、そして慈善に努めるよう命じています。このように、クルアーンは私たちの感じ方や考え方、言葉や行動にいたるまで、私たちの生活のあらゆる側面に善良さが行き渡ることを意図しています。私たちの預言者ムハンマド・ムスタファ(saw)は、地上でもっともすぐれた善良さの体現者であり、誰もが平和に暮らせる世界を築くことに尽力し、ウンマ(共同体)に対し、この目標に向かって努力するよう奨励しました。知恵、愛、知識をもって、憎しみや敵意に縛られた心を解きほぐし、良心には慈悲の心を目覚めさせ、全人類の模範となる新たな文明を築きました。
親愛なる信仰者の皆様!
本当の善良さの真髄は、アッラー(swt)、終末の日、天使たち、啓典、そして預言者への信仰にあります。それは奉仕と、責任感を持って生きることです。そこには知識と愛、祈り、嘆きと悲しみの共有が含まれます。あらゆる形の暴力を慎み、ハラームから手を控えること、嘘から舌を守ること、怒りや敵意から心を守ることが含まれます。つまり、それは自分自身、家族、社会、そしてすべての命あるものに対し、思いやりと愛情をもって接し、私たちの主(swt)のお喜びだけを求めることを意味します。
善良さこそが地上を繁栄させ、世界をより住みやすい場所にすることを忘れないようにしましょう。
[1] Ma’idah, 5/2.
[2] Tirmidhi, Fitan, 76; Ibn Hanbal, II, 368.
Prayer | Time |
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Fajr | 05:20 |
Sunrise | 06:49 |
Dhuhr | 11:52 |
Asr | 15:16 |
Maghrib | 16:55 |
Isha | 18:19 |