東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ「楽園:ムスリムを迎え入れる終わりなき祝福について」

尊敬すべきムスリムの皆様!
全能のアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)はクルアーンの節を通して次のように告げておられます。 「本当に、信じて正しい行いをする者には至福の楽園があり、その中に、永遠に住まうだろう。アッラーの約束は真理である。これぞもっとも威力ある御方、もっとも賢明な御方」。 [1]

親愛なる信仰者の皆様!
比べるものもない祝福で飾られた楽園は、いつでも平安と静けさに包まれている永遠の地です。それはアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)のご満足を求め、イフラースをもって崇拝を行い、良い道徳を守ることにかけては妥協せずに一生を過ごしたしもべたちへの報奨です。それは私たちの主(スブハーナ ワ タアーラー)と、私たちの愛する者たちに会える喜びと幸せの住まいです。

親愛なるムスリムの皆様!
アッラー(スブハーナ ワ タアーラー)が定めた限度を越えることのないようにつとめたムスリムは、復活の日、その右手に自分の行いを記録した書を授けられます。それから「ここへ入りなさい、平安に、つつがなくやすらかに」[2]という聖なる声が響くことでしょう。   あらゆる種類の痛みや苦しみ、やまいやわざわいを取り除かれて楽園の住人となる人々の姿について、聖クルアーンは次のように告げています。「彼らがそこにやって来ると、その門が開かれる。番をする者たちが彼らに言う。『あなたがたに平安あれ。あなたがたは純良であった。それゆえここに、永遠に入っていなさい』」。” [3] そこにはもはや憂いも、悲しみも、苦難もありません。全能のアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)は、その終わりなき慈悲と恩寵にしもべたちをあたたかく迎え入れ、しもべたちの現世での努力に対する報奨をまっとうすることでしょう。

親愛なる信仰者の皆様!
ですから、たとえ困難な道であっても、ふみとどまり、耐え忍びましょう。慈善を行い、楽園に至るための善行を積み続けましょう。信仰と希望を胸に努力をかさね、私たちの主(スブハーナ ワ タアーラー)に喜ばれ、喜び、楽園に入れるよう望み続けましょう。

[1] Luqman, 31/-8-9.
[2] Hijr, 15/46.
[3]. Zumar 39/73


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