兄弟姉妹の皆さま！
イスラームにおいて、レジェプ月、シャーバン月そして、ラマダン月の３か月間は精神的に更生し、浄化する期間であり、今年は２月１３日（土）より始まります。
今年もまた新型コロナウイルスの感染拡大という悲しみの最中に、この聖なる３か月間に入ります。
レジェプ月の第一木曜日の夜、つまり２月１８日はレガーイブ・カンディリです。
３月１０日は、預言者ムハンマドがアッラーの御前へと昇天した日とされるミゥラージュ・カンディリであり、３月２７日はラマダン月の訪れを告げるベラート・カンディリです。そして４月１３日、１１の月の皇帝と謳われる、平穏と恩寵の月ラマダンが始まります。
聖典クルアーンに「１０００の月より優る」と記されるみいつの夜は、ラマダン月の２７日目、つまり５月８日にあたります。そして、５月１３日にはイード・アル・フィトゥルが始まります。
預言者ムハンマドは、神聖な日を大切にすることを推奨しています。しかしながら、神聖な日の特別な礼拝の方法に関しては言及していません。神聖な日については、アッラーに許しを求め、自分の行いを正すための機会として捉えなくてはなりません。そのためムスリムは、自分の人生の行く先を鑑み、これまでの過ちや罪を悔悟し、ドゥアーやクルアーンを詠み、ナーフィラの礼拝やカダーをすることによってこの機会を活かさなくてはなりません。
この場を借りて全てのムスリムの皆さまの聖なる３か月をお祝いするとともに、この神聖な日々が、私たちの団結と連帯、そして平和と安寧に繋がるよう願っています。