東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ「サラート・アル=ジュムア(金曜礼拝): 週に一度のムスリムのつどい」

金曜礼拝のホトバ

「サラート・アル=ジュムア(金曜礼拝): 週に一度のムスリムのつどい」

親愛なるムスリムの皆様!
今日と同じく、ある金曜日のことです。私たちの愛する預言者ﷺが、ヒジュラという困難な旅を終えてついにマディーナにたどり着きました。アル=ラヌーナと呼ばれる場所に到着したときには、すでにズフルの時刻でした。そこでアッラーの使徒ﷺは、彼を歓迎するために集まった信仰者にホトバを届け、最初の金曜礼拝を行いました。

ヒジュラの間に起きたこの出来事以来、金曜日は週に一度ムスリムが集うイードの日ということになりました。この日以来、毎週金曜日になると、私たちも計り知れない幸福と感動を味わっています。めぐる一週間の中で、金曜日は特別な日だからです。それはあらゆる俗世の心配事を離れ、主(スブハーナワタアーラー)の前に立つ日です。アッラー(スブハーナワタアーラー)への献身という絆を再度 確かめ、この日の祈りが拒まれることはないと知ったうえでアッラー(スブハーナワタアーラー)に祈る日です。

親愛なる信仰者の皆様!
今日の私たちにとり、もっとも重要な責任とは金曜礼拝を行うことです。ホトバの冒頭で朗読したとおり、全能のアッラー(スブハーナワタアーラー) は次のように告げておられます。 「信じる者たちよ。集会の日に礼拝の呼び声を聞いたときは、アッラーを想い起こすことに急ぎ、取引から離れなさい。その方があなたがたのために良い、もしあなたがたが知ってさえいたなら。」1

親愛なるムスリムの皆様!
正当な宗教上の理由なくして金曜礼拝を怠ることは、重大な罪にあたります。アッラーの使徒ﷺは、このことについて次のように警告しています。「顧みなかったという理由で、三度、金曜礼拝をせずにいた者には、アッラーがその心に封をしたまう」。2

ですから、太陽が昇る日のうちでもっとも良い日である金曜日の価値と豊かな祝福を活かすようにしましょう。3 金曜日を、共にアッラーを想い起こし、礼拝し、同胞の絆を深める機会にしましょう。今週の金曜礼拝のホトバを、私たちの愛する預言者ﷺの次のハディースをもって終わります。「しっかりとウドゥをして金曜礼拝にのぞみ、(ホトバに)耳を傾ける人は、そのときから次の金曜まですべての罪がゆるされるだろう」。4

[1] Jumu‘ah, 62/9.
[2] Ibn Majah, Iqamat, 93.
[3] Muslim, Jumu‘ah, 18.
[4] Muslim, Jumu‘ah, 27.


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とうきょうジャーミイ きんようれいはいのホトバ(ひらがなとかたかな PDF)