東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「全能のアッラーのまなざし宿るところ――心」
東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ
2025年10月17日
全能のアッラーのまなざし宿るところ――心
尊敬すべきムスリムの皆様!
ある日のことです。預言者(saw)は、教友たちにハラールとハラームについていくつかの事柄を説き明かした後、次のように訓戒しました。「まことに、身体の中にはひとつの肉の塊がある。それが健全であれば、全身も健全である。しかし、それが腐ってしまえば、全身も腐ってしまう。実に、その肉の塊とは心である。」1
尊敬すべきムスリムの皆様!
アッラーとその使徒を心から信じ、全能のアッラーの想起(ズィクル)によって心を満たすとき、人は真の平安を得ることができます。本当に、全能の主は、今週の金曜礼拝の初めに朗読された章句の中で、次のように告げておられます。「……信じて、アッラーを想い起こすことを心のやすらぎとする者たち。アッラーを想い起こすことで、心はやすらぐのではないか。」2 クルアーンを朗読し、聴き、学び、教え、そして人生のあらゆる瞬間や局面において、その慈悲に満ちたメッセージを省みる人の心は、神の恩寵を宿す器となります。しもべたちが、つかの間のものから心を解き放ち、永遠なるものへと結びつけるとき、イスラームの真理によって心を磨き、悔い改めと赦しを求めて罪から清められるとき、この世と来世のいずれにおいても幸福を得るでしょう。この真実に私たちが心を向けるよう、全能のアッラーはさらにこう告げておられます。「……財も子どもも、何の益ももたらさない日、まったき心をもって、アッラーの御前に来る者を除いて。」3
親愛なるムスリムの皆様!
私たちの愛する預言者 (saw) は、は、心が硬くなってしまったと嘆く教友に対し、困っている者に施しをし、親を失った子どもに優しさを示すことで、心を柔らかくするよう助言しました。4 本当に、私たちが行うあらゆる善行は、私たちの心に美しさを映します。伴侶や子どもたちに笑顔を向けること、両親を敬うこと、隣人の権利を尊重すること、目上の人を気遣うこと、病人を見舞うこと、親を失った子どもを守ること――これらすべてが心を和らげ、魂に平穏をもたらします。私たちがすべきことは、アッラーの慈悲を映す鏡であるこの心を、善行によって飾ることです。かの心を傷つけたり、怒らせたりすることを避け、思慮の浅さによって心を汚したり、悪によって蝕まれたり、罪によって暗くしたりしないよう努めましょう。祈りを通して、またアッラーとクルアーンを想い起こし、慈善や徳のある行いを積み重ねることによって、心を生かし続けましょう。イスラームの光によって心を照らすとき、私たちはアッラーに喜ばれるしもべとなれるのです。そのことを、忘れないようにしましょう。
今週の金曜礼拝のホトバを、アッラーの使徒(saw)による次の祈りをもって結びます。 「アッラーよ、人びとの心をさまざまな方向へと導かれる御方よ、どうか私の心をあなたの宗教のうえにしっかりとお定めください。」5
[1] Bukhari, Iman, 39.
[2] Ra’d, 13/28.
[3] Shu’ara, 26/88,89.
[4] Ibn Hanbal, II, 387.
[5] Tirmidhi, Da’awat, 89.
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| Prayer | Time |
|---|---|
| Fajr | 04:43 |
| Sunrise | 06:08 |
| Dhuhr | 11:53 |
| Asr | 15:56 |
| Maghrib | 17:38 |
| Isha | 18:58 |

