東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ「連帯には祝福があり、同胞愛には慈悲がある」
東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ
2025年11月21日
連帯には祝福があり、同胞愛には慈悲がある
尊敬すべきムスリムの皆様!
朗読した章句において、全能の主(swt)はこう告げておられます。「アッラーと、その使徒に従いなさい。また、争ってはならない。さもないとあなたがたは勇気をなくし、強さも失われるだろう。よく耐えていなさい。本当にアッラーは、よく耐える者と共にある。」1
また、ハディースにおいて、預言者(saw)は次のように語っています。「互いに縁を断ってはならない。互いに背を向けてはならない。互いに恨みを抱いてはならない。互いに妬んではならない。アッラーのしもべたちよ! 兄弟姉妹であれ。」2
親愛なる信仰者の皆様!
世界への慈悲として遣わされた預言者(saw)が、私たち教えてくださった価値観のひとつに、同胞愛があります。これは信仰に基づく同胞愛であり、異なる言葉や肌の色を超えて、人々を同じ信仰と理想のもとに結びつけるものです。この同胞愛の中心にあるのは、全能のアッラーのしもべであり、預言者ムハンマド・ムスタファ(saw)のウンマの一員であるという自覚です。そこには、団結し、一体となって行動し、力強く立ち上がろうとする努力があります。利己心も、優劣を競う心もありません。この同胞愛には、連帯と調和があります。分裂も、不一致もありません。この同胞愛には、愛と思いやり、分かち合いと助け合いといった気高い美徳があります。憎しみも敵意も、暴力も、悪意も存在しません。
親愛なる信仰者の皆様!
聖クルアーンにおいて、全能のアッラー(swt)はこう告げておられます。「信じる者たちよ。もしあなたがたがアッラーを助けるなら、アッラーはあなたがたを助け、その足元を確かなものとするだろう。」3 この章句に励まされ、オスマン帝国の人々は数世紀にわたりイスラームの旗を掲げ、人類に奉仕してきました。常に抑圧された人々の側に立ち、真実を守り、世界に正義と善を広めようと努めたのです。この崇高な努力を続ける限り、全能のアッラー(swt)が私たちを無力になさることも、見捨てたもうことも決してありません。اِنَّمَا الْمُؤْمِنُونَ اِخْوَةٌ 「信仰者たちは同胞である。……」4 この御言葉を固く信じて、私たちの祖先は肩を並べ、あらゆる困難を共に乗り越えてきたのです。
親愛なるムスリムの皆様!
預言者(saw)から学び、祖先から受け継いだ同胞愛の精神を損なうような言動は避けましょう。未来のために、道徳と知識を身につけ、伝統と価値観に誠実な世代が育てましょう。私たちを私たちたらしめる精神的価値を、大切に守り続けましょう。
[1] Anfal, 8/46.
[2] Tirmidhi, Birr wa Sila, 24.
[3] Muhammad, 47/7.
[4] Hujurat, 49/10.
東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ「連帯には祝福があり、同胞愛には慈悲がある」PDF
とうきょう ジャーミイ きんようれいはい の ホトバ「れんたい には しゅくふく が あり、どうほうあい には じひ が ある」PDF
| Prayer | Time |
|---|---|
| Fajr | 05:18 |
| Sunrise | 06:49 |
| Dhuhr | 11:42 |
| Asr | 14:56 |
| Maghrib | 16:35 |
| Isha | 18:01 |

