東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「宗教の悪用について」
東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ
2026年1月23日
宗教の悪用について
親愛なる信仰者の皆様!
私たちの崇高な宗教であるイスラームは、極端な思想を拒絶します。預言者ムハンマド(saw)は、あるハディースの中で次のように述べています。「人びとよ、宗教においては行き過ぎに注意しなさい。あなたがた以前の人びとは、宗教における行き過ぎによって破滅したのだから。」1 イスラームは、ムスリムに対し、中道に従い、バランスの取れた生活を送るよう呼びかけているのです。
尊敬すべきムスリムの皆様!
宗教を悪用する者たちは、あたかも自分ひとりだけが信仰を代表しているかのようにふるまいます。イスラームを自分のイデオロギーの枠の中に閉じ込めてしまうのです。彼らは、真の宗教的知識に基づかない自分自身の意見を正当化しようとして、聖クルアーンとスンナを本来の意味から切り離し、恣意的な解釈を主張します。分断を生み、排他的な言説を正当化するためであれば、ハディースを軽視することさえためらいません。改革者やタウヒードの擁護者を自称する、こうした集団の本性について、聖クルアーンは次のような言葉をもって明らかにしています。「「地上に退廃を引き起こしてはならない」と告げられると、彼らは言う。「私たちはただ、世を改めようとしているだけです」。まぎれもなく、本当に彼らこそ退廃を引き起こす者たち。しかし、彼らは気づかない。」2
尊敬すべき信仰者の皆様!
イスラームにおいて、アッラーとその使徒の立場に立つことができる者は誰もいません。アッラーとその使徒に代わって裁きを下す権限を持つ者も存在しないのです。また、私たちの伝統から受け継がれてきた宗教的・歴史的遺産を、無視することのできる者はひとりもいません。絶対的な真理は自分だけのものだと主張することもできません。ムスリムを、シルクや不信仰であると断じて信仰の輪から排除したり、生命・財産・名誉を侵したりすることは、誰にも許されていないのです。
尊敬すべきムスリムの皆様!
残念ながら、今日のムスリム社会には、イスラームを自分専用の領域であるかのように扱い、同調しない者を排除しようとする危険な思想が立ちはだかっています。デジタルプラットフォームを通じて若者の意識を混乱させ、平和の宗教であるイスラームを暴力と結びつけようとする、こうした逸脱した集団は、いまや世界的な問題となっています。私たちは、若者たちが適切な方法と健全なアプローチを通して、かつ公的な資格を有する人びとから、真の宗教知識を学べるようにしなければなりません。聖クルアーンとスンナから導き出された、イスラームの伝統と文明を守り、正しく掲げていかなければなりません。そして、イスラームとムスリムに最も大きな害をもたらしているのは、私たちの宗教と価値観、さらには神聖な思想そのものを悪用する者たちであることを、決して忘れないようにしましょう。
[1] Ibn Majah, Manasik, 63.
[2] Baqarah, 2/11-12.
| Prayer | Time |
|---|---|
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