東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「ムスリムの人生における導き:スンナ・アッ=サニーヤ」
東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ
2025年10月24日
ムスリムの人生における導き:スンナ・アッ=サニーヤ
尊敬すべきムスリムの皆様!
ホトバの冒頭で朗読された章句において、全能のアッラーは次のように告げておられます。「[ムハンマドよ、]言いなさい。「もしあなたがたがアッラーを愛するなら、私に従いなさい。アッラーはあなたがたを愛し、あなたがたの罪を赦すだろう」。アッラーはもっともよく赦し、もっとも慈悲深い。」1
私たちの預言者(saw)は、あるハディース野中で次のように述べています。「私のスンナを復活させる者は、私を愛した者である。私を愛する者は、私とともに楽園にいるであろう。」2 スンナに従って生きるとは、全能のアッラーを誰よりも、何よりも愛し、その命じるところに従い、その禁じるところを避けることです。聖クルアーンを私たちの心と生き方に刻み、イスラームの道徳を体現することです。スンナに従って生きるとは、家族の間に愛と温かな思いやりが行き渡るようにすることです。商取引においてはハラールとハラームを遵守し、誠実さと高潔さを貫くことです。スンナに従って生きるとは、互いの人生が耐えがたいものとならないようにつとめ、手によってであれ、言葉によってであれ、誰にも害を及ぼさないことです。スンナに従って生きるとは、ウンマとしての意識を持って行動し、アッラーのために互いに愛し合い、建物の煉瓦のように団結し、喜びも悲しみも分かち合うことです。スンナに従って生きるとは、漫然と同じ一日を繰り返すのではなく、日々をより良く生きてゆくことです。
親愛なる信仰者の皆様!
アッラーの使徒(saw)のスンナに敬意を払わなければ、聖クルアーンを真に理解することも、イスラームに従って生きようと努力することも、アッラーのお喜びと愛を得ることも不可能であることを忘れてはなりません。
今週の金曜礼拝のホトバを、預言者の最後の説教にある次の訓戒をもって終わります。「私はあなたがたに、二つのものを遺してゆく。アッラーの啓典と、預言者のスンナである。これらをしっかりと守る限り、あなたがたが迷い去ることはないであろう。」3
[1] Ali ‘Imran 3/31.
[2] Tirmidhi, ‘Ilm, 16.
[3] Muslim, Hajj, 147; Muwatta’, Qadar, 3.
| Prayer | Time |
|---|---|
| Fajr | 04:31 |
| Sunrise | 05:56 |
| Dhuhr | 11:25 |
| Asr | 15:15 |
| Maghrib | 16:53 |
| Isha | 18:14 |

