東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「ラマダーンの終わりに」
東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ
2026年3月20日
ラマダーンの終わりに
尊敬すべきムスリムの皆様!
ラマダーンは、アッラーに喜ばれる生き方を教えてくれる、毎年訪れる学びの場です。この尊い学びの場において、私たちは一か月にわたり、善良な人間となるため、また誠実なムスリムとなるために努力を重ねてきました。人生の究極の指針である聖クルアーンを朗誦し、そのメッセージを理解し、日々の生活に取り入れるよう努めてきました。ラマダーンが終わった後も、人生のあらゆる場面において、聖クルアーンとの強い絆を保ち続けましょう。クルアーンの祝福を心に留め、その教えを日々の生活に生かしていきましょう。
ラマダーンの間、私たちは家族のようにマスジドに集い、一か月を共に過ごしました。一日に五回の礼拝に加え、タラウィーフの礼拝では肩を並べ、篤信を胸に祈りを捧げ、ドゥアーとサラワートによって心を癒しました。しかし、私たちのイバーダは、一日や一か月に限られるものではありません。全能の主は私たちに、「あなたの主に仕えなさい、確信すべきものが訪れるまで」1と告げ、生涯にわたる崇拝へと招いておられます。さらに、預言者 ﷺ は、人生のあらゆる瞬間において崇拝を続けることの大切さを教え、こう語っておられます。「アッラーの御前においてもっとも愛される行いとは、たとえ小さくとも継続される行いである。」2 ですから、ラマダーンの間に培った崇拝の習慣を、一年を通して守り続けていきましょう。
尊敬すべきムスリムの皆様!
ラマダーンという学び舎において、私たちは斎戒を通して意志の力を鍛え、忍耐という美徳を学びました。يَٓا اَيُّهَا الَّذ۪ينَ اٰمَنُوا اسْتَع۪ينُوا بِالصَّبْرِ وَالصَّلٰوةِۜ اِنَّ اللّٰهَ مَعَ الصَّابِر۪ينَ すなわち、「信じる者たちよ。あなたがたは、忍耐と礼拝をもって助けを求めなさい。本当にアッラーは、よく耐える者と共にある。」3 主はこの御言葉を通して、忍耐強くあること、そして礼拝と忍耐をもって主の助けを求めることを私たちにえておられます。
親愛なる信仰者の皆様!
アルハムドリッラー、善行の月であるラマダーンにおいて、私たちはكُلُّ مَعْرُوفٍ صَدَقَةٌ すなわち、「すべての善行はサダカである」4 という預言者 ﷺ の教えを実践してきました。両親、配偶者、子どもたちに愛情を示し、親族や隣人の権利を守り、親を失った子や恵まれない人びとの心に寄り添いながら、善の道を歩んできました。また、全能のアッラーの御心にかなうよう、困っている人びとのためにザカートとサダカを捧げてきました。ラマダーンの間に培ったこれらの尊い価値を、人生のあらゆる場面において生かしていきましょう。正しいことを行う人であり続けましょう。世界に善を広め、抑圧に対しては毅然と立ち向かい、苦しむ人びとを支えていきましょう。善意には世界を変える力があることを、そして世界は思いやりと正義によってのみ真に変えられるのだということを、決して忘れてはなりません。
親愛なるムスリムの皆様!
この場をもって、心よりイード・アル=フィトルのお祝いを申し上げます。ガザをはじめ、東トルキスタン、ロヒンギャ、カシミール、イエメン、スーダン……抑圧の中にあるすべてのムスリムの兄弟姉妹が、一日も早く自由を取り戻すことができますよう、全能のアッラーに祈ります。
[1] Hijr, 15/99.
[2] Abu Dawud, Tatawwu’, 27.
[3] Baqarah, 2/153.
[4] Bukhari, Adab, 33.
| Prayer | Time |
|---|---|
| Fajr | 04:20 |
| Sunrise | 05:45 |
| Dhuhr | 11:49 |
| Asr | 16:07 |
| Maghrib | 17:52 |
| Isha | 19:13 |




