1442/2021 イードゥル・フィトルおめでとうございます
尊敬すべきムスリムの皆様!
ラマダンの月に、再びめぐり合えたことに感謝しています。その始まりには慈悲があり、その中ほどには赦しがあり、その終わりには地獄からの救いがありました。イードの日を迎えさせてくださった全能のアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)に、終わりのない称賛と感謝がありますように。私たちの預言者ムハンマド・ムスタファ(彼の上に祝福と平安あれ)に、サラートとサラームがありますように。彼はイードの日について、それは喜びと幸福、そしてアッラーを想い起こすための日々であると説いています。イード・ムバラク! すべての皆さんに、幸せなイードがありますように。
親愛なる信仰者の皆様!
ラマダンの月を通して、私たちはサウムやタラウィーを行い、昼夜を問わずアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)のご承認を求めて励みました。より多くの崇拝をし、より多くの慈善を行い、より多く忍耐し、悔悟し、クルアーンによって自らを養い、タクワー(敬神)によって自らの飾りとしようと努めました。過去数年を振り返り、自分の過ちと罪を悔い改め、アッ・ラフマーンの赦しに加護を求めました。
尊敬すべきムスリムの皆様!
イードは、ラマダンの月にサウムをしたしもべたちへの、至高のアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)からの賜りものです。
ですから、尊敬と思いやりにふさわしい両親と共に、また良いときも、悪いときも共に過ごしてきた誠実な伴侶と共に、この喜びを分かち合いましょう。子どもたちもまた、小さいながらも私たちの家庭における喜びと希望の源です。同じキブラに向かう兄弟、姉妹として、互いの間の怒りや罪を終わらせましょう。亡くなった親族のことを思い出しましょう。災難の中にある兄弟、姉妹たちが、平和で穏やかな、安心できるイードを過ごせるように、両手を挙げてアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)にこい願いましょう。
親愛なるムスリムの皆様!
ラマダンの月に、再び別れを告げる時です。アッラー(スブハーナ ワ タアーラー)に対する奉仕の義務は、ラマダンの月のみに限られないことを私たちは知っています。実際に全能のアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)は、しもべとしての意識をもって人生のあらゆる瞬間を過ごすよう、聖クルアーンを通して次のように告げておられます。 「あなたの主に仕えなさい、確信すべきその時が訪れるまで。」1
アッラー(スブハーナ ワ タアーラー)のこの命令に従い、聖なるこの招きに応じることにより、ラマダンの月に得た良い習慣を、人生を通して保ち続けるようにしましょう。この思い、この気持ちと共に、ムスリム世界の全体に幸せなイードがあるよう願います。このイードを通して、全能のアッラー(スブハーナ ワ タアーラー)がすべての人びとに良いことをもたらしますように。
イードのお祝いの言葉を、預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安あれ)の次のハディースをもって終わります。 「人々よ。あなたがたが安全に天国に入れるよう、互いの間に平和を広めなさい。食べ物を分かち合い、親族の関わりを見守り、人が眠る間も自分の礼拝をしなさい。」2
1. Hijr, 15/99.
2. Tirmidhi, Sifat al-Qiyamah, 42.
Prayer | Time |
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Fajr | 05:16 |
Sunrise | 06:47 |
Dhuhr | 11:40 |
Asr | 14:53 |
Maghrib | 16:32 |
Isha | 17:58 |