東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「ラマダンを意識して生きること」

尊敬すべきムスリムの皆様!
私たちは、愛すべき心の客人である聖なるラマダンの月とお別れをしたところです。祝福されたこの月、私たちはいやしの源であり救いへの導きであるクルアーンの朗読をもって心の平安を得てきました。罪に対しては斎戒を盾とし、篤信の衣を身の飾りとしてきました。夜明け前にはタハッジュドの礼拝とスフールに恵まれ、イフタールの食卓を共にし、主の喜びを願い、一緒にその日の斎戒を終える喜びを経験しました。タラウィーの礼拝を通して、団結と連帯を強めました。ザカートやサダカトゥ・ル=フィトル、慈善、善行を通して財産を浄め、分かち合うことの喜びを経験しました。千の月にもまさるライラトゥ・ル=カドルには、自分の罪から自分自身を浄めもしました。

尊敬すべき信仰者の皆様!
実際には、アッラーへの奉仕は一晩や一か月に留まるものではありません。アッラーを崇拝することは、人生の究極の目的です。それが、はかないこの世を永遠の楽園にする唯一の方法なのです。聖クルアーンには、次のように述べられています。 「諸天と大地と、そのあいだにあるものすべての主。それゆえ、この御方に仕えなさい。よく耐えて、この御方に仕え続けなさい。あなたは、この御方に類するものを知っているのか。」1  この章句において、主(スブハーナ ワ タアーラー)は私たちに、生涯をかけて主に仕え、責任感をもって人生のあらゆる瞬間を崇拝とするよう命じておられます。愛すべき預言者ﷺは次のように語っています。 「アッラーにもっとも喜ばれる行いとは、たとえささやかであろうと、もっとも長続きする行いのことである。」2

ですから、親愛なる兄弟、姉妹の皆様!
ラマダンの後も、崇拝の意識を保ちましょう。ラマダン中の祈りの中で築き上げた絆を強め、保つようにしましょう。この月、自分の中によりよく取り入れたクルアーンの命を与えるメッセージを、生活する中でも優先させましょう。

ラマダンの祝福された月の間だけではなく、それ以降も、善を私たちの導きとしましょう。悪から遠ざかりましょう。心を傷つけたり、害を及ぼしたりしないようにしましょう。現世と来世における真の至福は、信仰を礼拝に、崇拝を善良な性格にしてゆく信仰者のものであることを忘れないようにしましょう。

本日のホトバを、愛すべき預言者ﷺから学んだ次の祈りをもって終わります。
「アッラーよ。私があなたを想い起こし、あなたに感謝を示し、最善のやり方であなたに仕えることができるよう助けてください。」3

[1] Maryam, 19/65.
[2] Abu Dawud, Tatawwu’, 27.
[3] Ebû Dâvûd, Vitr, 26.


東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「ラマダンを意識して生きること」

とうきょうジャーミイ きんようれいはい の ホトバ「ラマダン を いしき して いきる こと」