東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ「ムスリムとして、無益な言葉や行為を遠ざけることについて」

尊敬すべきムスリムの皆様!
私たちの気高い宗教、イスラ―ムは、人生のあらゆる場面において善を行い、人の役に立つはたらきをするよう命じています。私たちが存在する目的に従い、信仰を持ち、その上で善行をなすべきであると訴えかけています。現世と来世の生にとり、無意味で、時間や労力の無駄でしかないことから遠ざかるよう助言しています。この点について、聖クルアーンは、救済を得る信仰者のことを次のように説き明かしています。時間にかけて、本当に、人間は喪失の中にある。信じて正しい行いをし、互いに真理を勧め合い、忍耐を勧め合う者の他は。[1]

親愛なる信仰者の皆様!
私たちの主(スブハーナワタアーラー)は、聖クルアーンにおいて次のように告げておられます。本当に、あなたがたの上には監視する者たちがいる。貴い書記たち、なたがたのすることを何でも知っている。正しい者は、至福の中にいるが、放埓な者は、獄火の中にいる。……」[2]
ですから私たちの人生に、私たちの宗教の教えを生かしましょう。復活の日に備えましょう。その日、全能のアッラーは私たち一人ひとりに、次のように告げることでしょう。

「あなたの記録を読みなさい。この日、あなたの清算はあなた自身で十分である」。[3] 私たちの人生を、善行を追い求め、主(スブハーナワタアーラー)の喜びを探し求めることに費やしましょう。現世と来世における私たちの生に益をもたらす良いことをするよう努めましょう。私たちの内面と外面が一致して、態度においても行いにおいてもやさしくなれますように。私たちの行きつくところが楽園でありますように。今日の金曜礼拝のホトバを、預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安あれ)の次の言葉をもって終わります。「アッラーよ。益をもたらさない知識、あなたへの畏れをもたない心、足ることを知らない魂に対し、あなたの加護を求めます。」[4]

[1] ‘Asr, 103/1-3.
[2] ‘Infitar, 82/10-14.
[3] ‘Isra, 17/14.
[4] Muslim, Dhikr, 73.


東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ「ムスリムとして、無益な言葉や行為を遠ざけることについて」.(PDF)

とうきょうジャーミイ きんようれいはいのホトバ (ひらがな と カタカナ PDF)