東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「団結と連帯こそ最大の強さ」

尊敬すべきムスリムの皆様!
朗読した章句において、全能の主(swt)は告げておられます。「アッラーと、その使徒に従いなさい。また、争ってはならない。さもないとあなたがたは勇気をなくし、強さも失われるだろう。よく耐えていなさい。本当にアッラーは、よく耐える者と共にある。」1
また、ハディースの中で、私たちの預言者(saw)は語っています。「信仰者どうしは建物の煉瓦のようなもので、互いに相手を強くし合っている。」2

親愛なる信仰者の皆様!
たとえ生まれ故郷が違っていようと、肌の色やはなす言葉が違っていようと、ムスリムはみな兄弟、姉妹です。すべての信仰者が集まることで、預言者ムハンマド・ムスタファ(saw)のウンマができあがるのです。あるハディースにおいて、アッラーの使徒 (saw)は私たちに、ウンマであること、兄弟、姉妹であることのもとめについて教えています。「互いに羨んではならず、憎んではならず、相手に背を向けてはならない。アッラーのしもべたちよ、同胞でありなさい。」3

親愛なるムスリムの皆様!
歴史を通して、愛する預言者のこの呼びかけに、私たちは耳を傾けてきました。団結と連帯、平和とお互いへの愛情を、常に大切にしてきました。この思いをもって、私たちは限りない同胞愛のすばらしさを経験してきました。同じ空の下、同じ喜びと悲しみを共にしてきました。私たちは、願いも祈りもまったく同じです。

親愛なる信仰者の皆様!
私たちを敵対させ、私たちの平和を乱そうとする人たちがいます。私たちが弱まるように、扇動や不安の種をまく人たちがいます。こうしたことに直面しようと、団結、連帯、同胞愛を決して譲らないことが、私たちの義務となります。私たちに課されているのは、宗教、クルアーン、郷土、アザーンといった神聖な価値観を中心に団結することです。私たちの目の光であり、未来の証である子どもたちを、私たちの信仰、歴史、そして文明の守り手たる善良な人として育てなくてはならないのです。

[1] Anfal, 8/46.
[2] Bukhari, Salah, 88.
[3] Bukhari, Adab, 62.


東京ジャーミイ 金曜礼拝のホトバ 「団結と連帯こそ最大の強さ」

とうきょう ジャーミイ きんようれいはい の ホトバ 「だんけつ と れんたい こそ さいだい の つよさ」