【FBライブ配信でもご参加いただけます・2021年7月の特別公開文化講座】「パレスチナ問題入門:歴史・現状・向き合い方」

【FBライブ配信でもご参加いただけます・2021年7月の特別公開文化講座】「パレスチナ問題入門:歴史・現状・向き合い方」

「パレスチナ問題入門:歴史・現状・向き合い方」

パレスチナ問題(あるいはアラブ・イスラエル紛争)とは,1948 年に樹立したイスラエルによるパレスチナ人居住地の占領と,大量のパレスチナ難民の発生を中心的な問題とする政治的紛争であるといえる。しかしながら,その当事者であるパレスチナ人の多くがイスラームあるいはキリスト教を信仰し,対するイスラエル人の多くがユダヤ教を信仰しているという背景や,聖地エルサレムの地位に関する問題,またハマースやイスラエル宗教政党の影響力拡大といった背景を受けて,パレスチナ問題における宗教的性格が強調されることもある。そのためか,パレスチナ問題は「ユダヤ教対イスラーム」という宗教紛争であるとする安易な誤解も存在してきた。
しかし,パレスチナ問題はいわゆる宗教対立によって発生したものではない。その出発点となったのはあくまで,政治的な目標を掲げた主流派シオニズムを背景とする多数のユダヤ人移民と現地住民との間に発生した領土紛争であった(もちろん,現在に至る過程でさらに多くの課題を孕むようになり,単なる領土紛争とは言い切れない)。

イスラーム法からみるパレスチナ問題
―二国家案・一国家案との比較検討と実現可能性に関する考察―

今、改めて「パレスチナ問題」をきちんと理解するために最低限おさえておくべき歴史的経緯や現状のパワーバランス、進行中の抑圧について、また偏りがちな種々の報道や意見がSNS等に氾濫する昨今の状況にどう向き合うべきかについて、ハディ ハーニ先生にお話しいただきます。

講師:ハディ ハーニ氏(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 助教)
日時:7月24日(土) 13:00~14:30
場所:新館地下1Fエルトゥールル講堂 または 本館1F多目的ホール
言語:日本語

直接のご参加が難しい方のために、東京ジャーミイ Facebookページ上でのライブ配信も予定しています。併せてどうぞご参加ください。

ご参加の際にはご自身の体調を優先し、ご無理のないようお出かけください。外出時の検温やマスクのご持参などを徹底していただき、誰もが互いに安心して健やかに過ごせるよう、引き続き感染症の予防にご協力くださいますようお願いいたします。